<天 候>晴れ時々くもり
<コース>
(1日目)
ゴンドラ・アダム八方駅―ゴンドラ・クワッドリフト―八方山荘[約1800m]〜八方池(60分)〜唐沢岳山荘(110分)〜五竜山荘(100分)〜五竜岳山頂[2814m](50分)〜五竜山荘(40分)
(2日目)
五竜山荘[約2500m]〜西遠見(60分)〜大遠見(20分)〜中遠見(30分)〜小遠見山分岐(20分)〜アルプス平(40分)[約1530m]
<歩行高低差>
(1日目)約1014m
(2日目)約970m
<歩行時間>
(1日目)6時間(五竜岳山頂まで5時間20分)
(2日目)2時間50分

五竜岳は、鹿島槍ヶ岳と並ぶんで北アルプスの後立山連峰の主要峰の一つです。両山は日本三大キレットの一つである八峰キレットを挟む形で鎮座しています。
花三昧に偽りなし。
八方池に映る白馬連山は圧巻!
五竜岳への道は、白馬五竜スキー場のゴンドラテレキャビンを利用し、小遠見山・大遠見山を経て、白岳、五竜山荘から山頂を目指すのが最短のルートです。
しかしながらテレキャビンの運行時間から日帰りは無理と判断し、今回は花三昧の宣伝文句に惹かれ、八方尾根スキー場のゴンドラアダムとアルペンクワッドとを乗り継いで八方池山荘まで上がり、八方池を通り、唐松岳頂上山荘の分岐を南に取って大黒岳・白岳経由で山頂を目指すルートに。
五竜山荘に泊まり、翌日は遠見尾根を下り、テレキャビンで帰る計画です。
そのため、帰りに便利なようにテレキャビンの駅の近くにマイカーを停め、そこから神城駅まで歩き、大糸線を白馬駅まで移動しようと思いきや、時刻表を見ると1時間も待つことがわかり、仕方なく白馬駅まで2駅分線路沿いの国道を歩きます。左手に迫る勇ましい山々に期待が広がります。白馬駅からタクシーでコンドラアダムの八方駅まで移動。
なんか変な登山の始まりです。
(1日目)
ゴンドラアダムと2つのアルペンクワッドとを乗り継いで標高1800mの八方池山荘まで一気に上がります。
長野五輪マークを掲げたゴンドラアダム
兎平 更にリフトを乗り継ぎます。
黒菱平 ひとつ目のリフトを上がると、白馬連山が顔を覗かせます。
2つ目のリフトから左手に目指す五竜岳が見えてきます。
リフト終点にある八方山荘
期待に胸を膨らませ、歩き始めます。
たおやかな登り路を八方山へと上がっていきます。
五竜岳の奥には双峰の鹿島槍ヶ岳も望めます。
八方山に上がると、白馬連山の素晴らしい眺めが待っています。
間もなく第ニケルンに出ます。
様々な高山植物が咲き乱れる稜線を左に白馬連山を眺めながら歩んでいくと第三ケルンに出ます。
更に進むと、八方池に出ます。
稜線から少し外れ、八方池に降りてみます。
八方池から稜線に戻り、しばらく進むと、タケカンバの林に入ります。
林を抜け、少し急な坂路となり、しばらく進むと雪渓が現れます。
雪渓を過ぎ、しばらく登っていくと、丸山へと上がるガレ場へと路が変化していきます。
丸山から稜線を進み、路は山腹を巻くようなかたちになり、やがて唐松岳頂上山荘の裏手から稜線へと出ます。
唐松岳頂上山荘

山荘から唐松岳を望む。

山荘のある稜線から立山・剣岳が連なる峰を望む。
山荘から唐松岳とは反対方向に岩場を少し上がると、急な鎖場の下りになります。正面に五竜岳を捉えながら、岩場の稜線を下っていきます。
こんな感じのところを下ります。
折角登ったのが勿体無い位にグングン下ります。
大黒岳を過ぎ、樹林帯に入ると鞍部に出ます。
鞍部を登り返し、上がっていくと、やがてハイマツ帯になり、白岳への登りとなります。
白岳山頂への分岐を過ぎると、五竜山荘はもうすぐ近くです。
五竜山荘が下方に現れます。
白岳と五竜岳の鞍部に建つ五竜山荘
稜線を辿った先が五竜岳。
五竜山荘で一休みし、本日の宿泊の手続きをしてから、荷物を置いて、五竜岳を往復します。
ガレ場を上がっていくと、やがて岩が重なり合う岩稜帯に突入していきます。
ペンキを目印に岩場を攀じ登っていきます。

辿ってきた路を振り返る。
鋭い岩峰が眼下に飛び込んできます。
岩山を抜けると、八峰キレットからの路と合流し、右方向に稜線を辿っていくと五竜岳山頂となります。
キレット方向はガスが掛かり
様子を伺うことができません。
五竜岳山頂
山頂からは鹿島槍ヶ岳方向は雲が立ち込め視界がありません。
五竜山荘方向は良く晴れ、今日辿ってきた唐松岳方面の峰峰の稜線を眺望できます。五竜岳を境に天候が全く違います。

五竜山荘方面の稜線
山頂を跡にし、再び五竜山荘目指して、岩場を下っていきます。

五竜岳下山時、五竜山荘方面を望む。
(2日目)
翌日は、折角の好天で2500mの山小屋ともなれば、日の出を拝んでおきましょう。ということで早朝暗闇の中起床し、小屋の外に出ると、まあ同じことを考える人々は多いもので、大勢の方が日の出を待ち受けています。

早々に山荘に別れを告げ、帰路につきます。
山荘裏手から、昨日来たときの路を白岳へと一端登り、遠見尾根を下ります。下っていく尾根筋が一望できます。
急な下り坂が続き、見る見るうちに高度を下げていきます。
五竜岳が名残惜しい。
右手には鹿島槍ヶ岳を
望むことができます。
万年雪の残る池塘から
五竜岳を望む。
西遠見山、大遠見山、中遠見山と次々に山を越えていきます。
中遠見より五竜岳を望む。
小遠見山を左に巻き、天狗岳への分岐を過ぎると平坦な路になり、ここから白馬の山々を望むことができます。
天狗岳への分岐
更に下り、ゴンドラの駅のあるアルプス平が見えてきます。
路は分岐しますが、地蔵ノ頭方向に進路をとり、少し進むと、リフト乗場となり、一気に観光地っぽい雰囲気になり、アルプス平駅に出ます。
ゴンドラに始まり、コンドラで終わる一風変わったルート。
五竜岳のドッシリした山容の印象も去る事ながら、八方尾根の豊富な高山植物と八方池から望む白馬の山々も見応えがあります。唐松頂上小屋から五竜山荘までの道程も思ったほど険しいものではなく、楽しい山行となりました。
本コースで見られた高山植物
白馬かたくり温泉
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