2009年07月31日

飯豊山

<登山日>2009/7/19(日)-20(月)
<天 候>雨/曇り時々晴
<コース>
(1日目)
川入キャンプ場[約550m]〜横峰(170分)〜地蔵山西の肩(50分)〜三国小屋(80分)〜切合小屋[約1800m](90分)
(2日目)
切合小屋〜本山小屋(120分)〜飯豊山山頂[2105m](20分)〜本山小屋(10分)〜切合小屋(80分)〜三国小屋(90分)〜地蔵山西の肩(60分)
〜横峰(30分)〜川入キャンプ場(70分)
<標高>2105m
<歩行高低差>(1日目)約1250m(2日目)約1555m
<歩行時間>
(1日目)6時間30分
(2日目)8時間(登山口から山頂まで8時間50分)

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飯豊山は、越後山脈北部にある飯豊連峰の主峰で、飯豊本山と呼ばれています。磐梯朝日国立公園内に位置し、山形県と新潟県、福島県にまたがる山域にあります。飯豊連峰の主峰は飯豊山ですが、最高峰は大日岳(標高2,128m)です。


梅雨前線停滞中!
変化に富んだロングコース 飯豊連峰

7月の3連休で飯豊山に登ってきました。
昨日の朝日連峰に続き、初日は、梅雨前線が停滞し、山形県南部に大雨注意報がだされるほどの悪天候で、強い風雨に悩まされながらの登山となりました。

川入の登山口にあるキャンプ場から1泊2日で往復する計画です。とりあえずテント場を求めて行けるところまで行って、山頂を目指すというものです。

飯豊連峰では、山小屋も避難小屋が主流で、テントを張れる場所も少ないようです。現に、川入からの登山コースでは、三国小屋、切合小屋、本山小屋がありますが、キャンプ指定地は、切合小屋の裏手にあるものだけでした。

初日はほぼ雨になることを覚悟、登り始めてから1時間位で雨が落ちはじめ、次第に本降りになり、樹林帯の中の路でもズブ濡れになるほどです。

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風も強まり、山を渡る強風が、木々を激しく揺さぶり、ゴーゴーと唸りを上げはじめます。

横峰小屋跡を過ぎ、峰秀水の水場に着く頃には、一定の周期で嵐のような強風が吹くようになり怖いほどです。

それでも3連休とあって、かなりの人が山に入っているようです。
そんな他の登山者に励まされ、風雨の強い日にはちょっとキツイ剣ヶ峰の岩稜を登り、三国小屋に辿りつきます。

三国小屋も避難小屋で、まさに避難する人で小屋は足の踏み場もないほどの混雑ぶりです。三国小屋に着いて思ったことは、今日は登山する日ではなかったということです。

小屋では、前線が停滞し、今日は雨が降り続くだろうことや、上から降りてきた登山者から、切合小屋までは、風下側の山腹の路なので、強風は避けられること、その先は吹きさらしの稜線になるので、それ以上は今日は危険であることなどの情報を入手します。

とりあえず切合小屋まで頑張ります。

切合小屋はこの時期は管理人もいて、食事もできる小屋で、雨宿りをして様子を伺っていると、管理人から今日は明るい内に雨が上がる事は無いと言われ、しかたなくここに泊まることに。

しかしもともとテント泊するつもりだったので、お金もろくに所持しておらず、風雨の中強引にテント泊を決意。

テントの中までびしょ濡れになりながら、なんとかテントを組んだものの、テントごと飛ばされるのではないか、テントが破けてしまうのではないかと心配になるほどの強風にあおられ、不安な夜を過ごしたのです。

強風のときは無理にテントを張るものではありませんね。

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翌日は風雨もおさまり、テントをそのままにし、アタックリュックだけを持ち早立ちです。

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本山小屋から頂上までの路で、お目当てのイイデリンドウを発見。まだ朝早いせいか、花は開いていません。昨日のツライ風雨の中を登ってきた甲斐あって、今にも咲きそうな蕾をいくつも見ることができ、また、天候も回復し、飯豊連峰の勇壮な山並みを楽しむことができ、大満足の飯豊連峰なのでした。




川入登山口から本山へ
(1日目)
川入では、直進方向(小白布沢沿い・小白布沢コース)は一般車両通行止めとなっており、左方向(大白布沢沿い)の道が通行可能となっています。民宿などが建ち並ぶ集落を抜けると、車一台がやっと通れる狭い林道(交差場所多数あり)が、キャンプ場まで続いています。

川入キャンプ場には大きな駐車場があり、ここに車を停め、山歩きが始まります。

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キャンプ場の駐車場と登山口

しばらくは林道を進み、御沢小屋跡で林道から分岐し、尾根に取り付きます。

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(左)林道歩き
(右)登山道分岐(右方向へ)

急な尾根路が続きますが、下十五里、中十五里、上十五里と約30分おきにある休憩場が目印となって、登り易くなっています。

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下十五里

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上十五里

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えぐれた路の登山道
段差のある急坂が続く。

その後も笹平、横峰と続きます。

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笹平

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横峰

横峰を過ぎると、登山道の傾斜も緩み、小白布沢コースを合わせます。

地蔵山への分岐を、左に進路を取り、峰秀水の水場で水の補給ができます。

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峰秀水の水場

水場の先で地蔵山からのコースを合わせ、左方向に進みます。

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地蔵山への分岐(左方向へ)

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分岐からしばらくは平坦な路が続く。
小さな湿地や林床が美しい。

樹林帯から抜け出すと、剣ヶ峰の岩峰帯へと入っていきます。

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茶褐色の岩稜が印象的

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鎖場やロープで登山道は補助されていますが、雨の日は急な岩場は滑り易く注意を要します。

岩場を上り詰めると、三国小屋が建つ三国岳の山頂に到着します。

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三国小屋

三国小屋からは、小屋の裏手を少し下り、山腹の路をアップダウンを繰り返しながら、七森、種蒔山と続く稜線を辿っていきます。

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七森

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種蒔

この時期でも残る雪渓を渡り、悪天候の時は少し分かり難い笹薮の路を下り、大日杉コースを合わせると、間もなく切合小屋となります。

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雪渓と大日杉コース分岐
天候が悪いと迷いやすい。

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広い礫地に出ると切合小屋が見えてくる。

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切合小屋とテント場
切合小屋

天気がよければ、その日の内に本山小屋まで登ることも可能です。

(2日目)
小屋からは稜線を辿っていくと、草履塚への急な登りとなり、沢が流れる路を上がっていきます。

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小屋を出ると草履塚目指して、
右の沢沿いを上がっていく。

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やがて左方向の洞穴のような路を進み、草履塚のピークに到達します。
目印を見逃さないように注意が必要です。

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草履塚からは飯豊山の全容や大日岳を望むことができます。

路は一旦姥権現のある鞍部まで下り、御秘所の岩場へと変化します。
岩場は鎖の手助けがあり、難なく過ぎ、飯豊山への最後の登りが始まります。

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御秘所の岩場

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御前坂というガレ場のジグザグの急登を上がり、一ノ王子を過ぎると、その先に本山小屋と飯豊山神社があります。

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本山小屋が見えてきます。

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本山小屋と飯豊山神社

小屋の先は、気持ちのいい平坦な路を更に進んだ先に、飯豊山頂上があります。

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伸びやかな稜線の先に山頂はあります。

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本山山頂

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頂上からは飯豊連峰の大きさを実感することが出来ます。
宝珠山への長大な尾根、御西岳、大日岳の大パノラマが広がっています。

何日ぶりかの晴れた頂上では、登山者にも一際清々しさが感じられます。

この長大な飯豊連峰をいつの日か縦走することを誓い、名残惜しい頂上を後にし、来た路を戻ります。

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降り続く雨と強風に苦労した甲斐あって、頂上では清々しい気持ちを味わいました。長い山頂までの道程は変化に富んでいて、登り甲斐のあるコースだと思いました。
余談ですが、飯豊山は、女性登山者が多く、特に単独者をよく見かけ、女性に人気の山なのだと感じました。

飯豊山の高山植物へ


飯豊山登頂で百名山も93座を達成。いよいよあと7座に迫りました。


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posted by Cruiser at 01:31| 長野 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本百名山 登山履歴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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