<天 候>晴れ後曇り後雨
<コース>
(1日目)
沢渡駐車場−上高地バスターミナル[約1500m]〜明神(40分)〜徳沢(40分)〜新村橋(10分)〜中畠新道分岐(30分)〜屏風のコル(110分)〜涸沢(60分)〜ザイテングラート取付(80分)〜穂高岳山荘[約2980m](80分)
(2日目)
穂高岳山荘〜奥穂高岳山頂[約3190m](60分)〜紀美子平(80分)〜岳沢ヒュッテ跡(120分)〜上高地バスターミナル(90分)
<標高>3190m
<歩行高低差>
(1日目)約1480m
(2日目)約1680m
<歩行時間>
(1日目)7時間30分
(2日目)5時間50分
穂高岳は、長野・岐阜県境、北アルプス南部に位置し、富士山、北岳に次ぐ日本第三位の標高3,190mを誇る奥穂高岳を始め、涸沢岳、北穂高岳、前穂高岳、西穂高岳などの3000m級の岩峰が連なる穂高連峰の総称です。
主峰 奥穂高岳は「北アルプスの盟主」と呼ばれています。
奥穂高岳と前穂高岳に挟まれた吊り尾根よりえぐられた圏谷、涸沢には、夏でも雪渓が残り、穂高連峰のベースキャンプ地として多くの登山者を魅了してきました。
日本百名山100座達成記念山行記録
序 章
ついに、いよいよ百名山100座目です。
今回の100座目登頂に当たり、以前西穂高岳には登っているので、奥穂高岳を始め、北穂高岳、涸沢岳、前穂高岳を全てに登り、穂高連峰制覇を目論んでいたのですが、99座目の剱岳の予定がずれ込み、シルバーウィークで剱岳、穂高岳と100座を達成するためには、この穂高岳山行を2日間に短縮せざるを得ませんでした。
そのため、涸沢からの最短コースであるザイテングラートをつめ、奥穂高岳を攻略し、吊尾根、重太郎新道を経て上高地に戻るルートとしたのです。
しかしながら、このルートではあまりにも普通すぎて面白みがないので、ちょっと変化をつけ、涸沢まで新パノラマコースをとることにしました。
上高地は今回で3回目。沢渡の駐車場から上高地へのシャトルバスは、シルバーウィークとあって、早朝5時代から運行しています。
6時には上高地のバスターミナルに到着し、めったに書かない登山届を記念に提出し、出発します。
明神まで40分、更に徳沢まで40分程度で到着します。
徳沢までの梓川の右岸の路は平坦な広い路で、林道歩きのようでウオーミングアップにはちょうどいい行程です。
登山口まで林道歩きを強いられる百名山はこれまでも数多くありました。
幌尻岳、皇海山(皇海登山口)、鹿島槍ヶ岳(西俣登山口)、笠ヶ岳(笠新道・左俣林道)、槍ヶ岳(飛騨沢コース・右俣林道)、八ヶ岳(美濃戸口)、雲取山(日原林道)、大菩薩岳、塩見岳、悪沢・赤石岳(東俣林道)などです。
何れも30分〜1時間程度の林道歩きですが、最長は幌尻岳の取水ダムまでの林道で、2時間以上歩かされました。
林道歩きといのは大抵退屈なものですが、ここ上高地ではむしろ心が現れ、身が引き締まる思いです。
徳沢のキャンプ場では、所狭しとカラフルなテントの花が咲き、朝食の湯気が立ち上り、朝の活気がみなぎっています。


朝の徳沢園とキャンプ場
私も飲料水と行動食を少し口にし、先を急ぎます。
徳沢から10分程で新村橋の吊橋に着きます。


梓川に架かる細い吊橋 新村橋
横尾から本谷橋を経て涸沢へのルートは以前に登ったことがあるので、今回は少し難易度を上げて、新パノラマコースをとることにします。
未知のルートをとるときは常に緊張します。
不安とワクワク感が共存する世界。
これだから登山は止められません。
日本百名山100座達成 穂高岳
穂高岳 Part2へつづく
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