<天 候>晴後曇り
<行 程>岩尾別温泉(ホテル地の崖)[230m]〜弥三吉水(65分)〜銀冷水(40分)〜羅臼平(55分)〜羅臼岳山頂[1660m](60分)〜羅臼平(45分)〜銀冷水(25分)〜弥三吉水(30分)〜岩尾別温泉(55分)
<歩行高低差>約1430m
<歩行時間>6時間15分(山頂まで3時間40分)
羅臼岳は知床半島にある火山群の主峰、古くはアイヌ語でチャチャ・ヌプリとも呼ばれていました。登山道は羅臼側の羅臼温泉からとウトロ側の岩尾別温泉からで、硫黄山への縦走路も開かれています。
中部山岳地帯に匹敵する標高1660mの大自然
道東最後の百名山は、羅臼岳。
岩尾別温泉のホテル地の崖に到着したのは午前7時頃でしたが、もう既にホテルの前の駐車場は満杯で、そこから道路沿いに車が長い列で駐車しています。結局300m位離れた道路脇に駐車することに。
ホテルの右脇を通り抜け、右に曲がると木下小屋があり、そこから登山道が始まっています。
木下小屋
しばらく樹林帯の中を上っていきます。
羅臼岳は、標高1660m程ではありますが、登山口は標高約230m程ですので、頂上までは約1400mの標高を上ることになります。
知床はヒグマの生息地で、どこでも出会う可能性があると言われています。この日は登山者も多く、ヒグマに出会う気がしませんでしたが、念のため鈴を付けての登山です。
やがて背後に視野が広がり、オホーツク海が見えてきます。
「ヒグマはどこにでもいます。」の看板。
ゴミ捨て禁止を呼びかけています。
木々の合間から硫黄山が顔を覗かせます。
1時間余りで弥三吉水(やさきち)の水場に到着します。
登山道の脇に小さな広場があり休憩するのによい場所です。水の補給も可能です。
弥三吉水
水場を過ぎると極楽平という高原状のダケカンバの樹林帯に差し掛かります。この辺りは傾斜も緩やかで歩きやすい場所です。
極楽平
羅臼岳が見えてきます。
ダケカンバのトンネルを抜け極楽平の上に出ると、今歩いてきた極楽平の全望が見下ろせます。
やがて第2の水場、銀冷水に出ます。
この水場はどこから水が湧き出ているのかよく判らず、水の補給が出来ません。
銀冷水
銀冷水からところどころ残雪がある路を通り、大沢の上りに差し掛かります。大沢は7月中旬でもたっぷり雪渓が残っています。
久しぶりの雪渓登りでワクワクです。
アイゼンなしでも問題なさそうです(ほとんどの人はアイゼンなしで登っています。)が、歩きやすいのでアイゼンを装着します。

大沢の雪渓

眼下にオホーツクの海が広がる。
雪渓終わりからこんな路を通り抜けていくと、右手に羅臼岳の峰が見えてきます。

羅臼平から望む羅臼岳
山頂付近は溶岩円頂丘を形成している。
羅臼平は縦走路と羅臼温泉からの分岐点でキャンプ地にもなっています。
羅臼平付近
羅臼平からは緩やかなハイマツの路を進み、やがて急なガレ場へと変化します。
途中、岩場を水が滴り落ちる水場があり、その岩場をイワウメが飾っています。
水場を後にし、最後の岩場の斜面を登り詰めます。

羅臼岳中腹から望む三ツ峰
遥か下方に羅臼平が見える。

知床連峰を望む。
硫黄山の峰が目を引く。
これを最後に雲が掛かり姿を消してしまいます。
登るにつれ、強風にあおられ雲の流れが速くなります。
辺りは雲に包まれ、頂上に着く頃には視界が遮られていきます。
羅臼岳山頂
山頂は強風で立っているのがやっとという状態です。
「羅臼岳の頂上へ私は立ったが、霧に包まれて何も見えなかった。ただオホーツク側から巻きあげてくるすさまじい風の音を聞くだけであった。」(深Q「日本百名山」より)
深Qがその展望を察するだけに終わった羅臼岳登頂の様子が目に浮かぶようです。
しばらく待ってみたものの霧はいつになっても晴れそうにもないので、下山することに。
来た路を羅臼平へと下りていきます。
羅臼平から来た路を戻り、2時間足らずで岩尾別温泉に下山しました。
エゾジカ
羅臼では道路脇に普通に現れる。
知床五湖
一湖から羅臼岳を望む。
世界自然遺産「知床」の写真は、
こちらにUPしています。
⇒知床 最後の原始境

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