<天 候>晴時々曇り
<行 程>市ノ瀬ーバスー別当出合[1260m]ー砂防新道ー〜中飯場(30分)〜甚之助避難小屋(60分)〜黒ボコ岩(50分)〜室堂(20分)〜御前峰[2702m](40分)〜大汝峰分岐(30分)ーお池めぐりコースー〜室堂(50分)〜黒ボコ岩(15分)〜ー観光新道ー〜殿ヶ池避難小屋(50分)〜別当出合(80分)
<歩行高低差>約1442m
<歩行時間>7時間5分(山頂まで3時間20分)
白山は、石川県、福井県、岐阜県の3県にまたがり、最高峰の御前峰、剣ヶ峰、大汝峰の「白山三峰」を中心とした、周辺の山峰の総称です。
日本では2,000m超級の高山として最西端に位置しています。
白山は、富士山、立山とともに日本三名山(三霊山)のひとつとして、古くから信仰の山として崇められてきました。
白山の名の由来は、雪に覆われた純白の山容から付けられたと言われています。深Qの故郷でもある白山、「日本百名山」の中でも、白い山という名のつく山は、世界でも欧州のモン・ブラン、ヒマラヤのダウラギリ、そして日本の白山であると、誇らしげです。また、同書で白山を
「仰いで美しいばかりでなく、登っても美しい山である。匐松と高山植物に覆われた頂上には、いくつかの旧火口があって、そこには紺青の水が湛えられ、それに配する雪渓や岩の布置が、天然の庭園の趣である。」
と大絶賛しています。
白山は日本有数の花の山としても知られ、様々な高山植物の花が見られます。中でもクロユリは日本一の個体数と言われ、石川県の県花にもなっています。ハクサンイチゲやハクサンフウロをはじめ「ハクサン」を冠する植物名は多く、ゴゼンタチバナも最高峰・御前峰に由来しています。
白山周辺は国立公園に指定されていますが、近年、白山とその周辺を世界遺産に登録しようという動きもあるようです。
夏の白山は、全山お花畑
前日、白山一里野温泉に泊まり、早朝、白山の登山口、別当出合に向かいます。この時期別当出合まではマイカーでは入れず、その手前の白山温泉のある市ノ瀬の駐車場に車を停め、バスで別当出合まで行きます。
吊橋の手前で、左に観光新道と分かれ、橋を渡り、砂防新道へと進みます。
砂防新道は登山道がよく整備されており、道幅も広くとても歩きやすい路です。甚之助避難小屋までは急な斜面もなく、ゆったりと登っていけます。
別当出合の吊橋を見下ろす
しばらく歩くと右手上空に滝が見えてきます。
甚之助避難小屋では水道もあり、無料で水の補給ができます。
甚之助避難小屋
避難小屋からは見晴らしのいい路がはじまります。避難小屋の左手に進み、しばらく緩やかな路が続きます。沿道にはさまざまな花が見られるようになります。
避難小屋を過ぎた眺めのいい登山道
石段の路を登っていくと南竜ヶ馬馬場(なんりゅうがばば)の分岐となります。
南竜ヶ馬場への分岐
左方向に進み、いくつかの小さな沢を渡っていくと、登山道の左側にコバイケイソウが咲き乱れるお花畑が見られます。
路の右手からいくつもの
沢が流れ落ちてくる
コバイケイソウのお花畑
少し行くとちょろちょろと滴り落ちる白水延命水の水場があります。
延命水
路は沢沿いの急登りへと変化し、見晴らしもよく気持ちのいい、お花畑の中を上っていきます。
しばらく上ると、黒ボコ岩がスカイラインに見えてきます。
黒ボコ岩
黒ボコ岩から見下ろす
黒ボコ岩の辺りまで来ると目指す御前峰が姿を現します。

白山山頂を望む
黒ボコ岩で観光新道と合流し、広々とした弥陀ヶ原の木路になります。
弥陀ヶ原
弥陀ヶ原の草原からは前方に御前峰、右後方には別山がよく見えてきます。
草原の終わりで右からエコーラインの路を合わせると、五葉坂というハイマツの林を登り、室堂平み達します。
室堂平には、食事もできる室堂センターや宿泊施設、白山奥宮祈祷殿があります。
室堂平
室堂平から見る御前峰
室堂平からは鳥居をくぐり、コバイケイソウやハクサンフウロ、ミヤマクロユリの咲くお花畑を通り、高度を上げるにつれ、花の種類も変化していくのが楽しみです。

眼下に室堂平が広がる
別山
次第に急坂になり、高度を上げていきます。
ザレ場をジグザグに上り詰めると白山神社奥宮がある御前峰の頂上に到着です。
山頂付近

頂上から望む大汝峰
これまで登ってきた風景とは
一変する。
真近に迫る剣ヶ峰
御宝庫(おたからぐら)の岩峰
頂上付近の荒々しい様子
頂上から尾根づたいに進み、御前峰の反対側へと急降下していきます。

御前峰
裏側は一変して切り立った
山容をみせます。
お池めぐり
御前峰を下りていくと、いくつもの小さな池が点在し、チングルマ、コイワカガミ、アオノツガザクラなどの高山植物のお花畑が続きます。
はじめに左手に見えるのが
油ヶ池
その次に前方右手に現れる
のが紺屋ヶ池
小さな岡を越えて見える
一番大きな池が翠ヶ池
大きな岩の間を抜けて行くと血ノ池が見えてきます。
後方にに御前峰を背負う
血ノ池
池に沿って進むと、大汝峰からの路と合流する。
五色ヶ池
千蛇ヶ池
万年雪に覆われている
その昔千匹の蛇を池に封じ込め、出てこれ
ないように万年雪で覆い、もし雪が溶けた
ときに蛇が逃げ出さないよう、池の上から
落とすために大きな岩を置いたと言い伝え
られている。
百姓池
後方に見えるのが大汝峰
千蛇ヶ池のところで路は二手に分かれ、どちらも室堂平に通じていますが、右手のお花畑コースを辿ります。
ゆったりとしたお花畑の中を下りの路が続いています。
室堂平に近づいてくると、クロユリの群生地となり、ハクサンコザクラやミヤマキンバイなども咲くお花畑を下りていき、室堂センターの脇に出ます。
室堂平から来た往路を黒ボコ岩まで戻ります。
弥陀ヶ原を見下ろす
左がエコーライン
左が黒ボコ岩への路
観光新道
黒ボコ岩から観光新道で下山します。
観光新道も急な坂道ですが、ニッコウキスゲやハクサンシャジンなどが咲き乱れるお花畑が続いています。

観光新道
遥か遠く尾根路が続きます。
殿ヶ池避難小屋
避難小屋を過ぎると、路は急下降していき、樹林帯に入り長い長い急な下り路となり、別当出合へと到達します。
このコースは下山に選んで正解です。上りではかなりキツイのではないでしょうか。(下山でも結構ツライけど・・・。)
別当出合

なんちゃって百名山TOPへ







