2007年10月14日

薬師岳

<登山日>2007/9/8(土)・9(日)
<天 候>曇り時々雨後晴
<行 程>
(1日目)
折立[約1350m]〜1871m三角点(80分)〜2196mベンチ(70分)〜太郎平小屋(40分)〜薬師平(60分)〜薬師岳山荘(40分)〜薬師岳山頂[2926m](50分)〜薬師岳山荘(30分)〜太郎平小屋(80分)
(2日目)
太郎平小屋〜折立(150分)
<歩行高低差>約1570m
<歩行時間>10時間(山頂まで5時間40分)

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富山県富山市にある薬師岳は、剣岳、立山と並ぶ立山連峰の主要な山のひとつで、北アルプスの中でも山体の大きな山として知られています。かつては薬師如来の信仰の山でもあり、現在でも山頂には立派な祠があります。

折立より北アルプス入門コースを行く。
今年の登山も後半戦、秋登山のスタートです。
今回は憧れの北アルプス薬師岳へ。
有峰(ありみね)林道(注1)を経て、折立にある薬師岳登山口に8時半到着。これより先は一般車両通行禁止となっており、その手前に広めの駐車スペースがあります。
駐車場から道路を隔て反対側に登山口はあります。

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いつもより少し遅めの登山開始です。

三角点のある1871m地点までは、樹林帯の中の登りですが、所々見通しもきき、明るい感じの登山道です。

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1時間半程登ると、ベンチがある見晴らしのいい1871m地点に出ます。

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そこから再び樹林帯の中に入り進むと、笹林の中、切り出しの岩の登り路になり、ごろごろとした石の路を上がっていくと樹林帯を抜け、明るい草原の路へと出ます。

草原の中を、植物保護の木枠で縁取られた登山道が続いています。

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ガマン所1exclamation
草原の稜線に作られた登山道は2196地点ベンチを経て、延々太郎兵衛平まで
長い上りが続きます。丸い石が敷き詰められた登山道、この日は天候も悪くガスっており見通しもきかないせいか、どこまで続くのだろうという不安感で余計に疲れるのです。所々に設置されているベンチで休み休みの上りです。
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太郎兵衛平の草原に入ると緩やかな上りとなり、前方に太郎平小屋も見えてきます。

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太郎平小屋の前はベンチのある広場になっていて、たくさんの人が休憩しています。小屋の裏には公衆トイレもあります。
ここで黒部五郎岳と薬師岳への路が分かれています。

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薬師岳へは左方向の緩やかな下りの木道を進んでいきます。
この辺りからザーザーという沢の水の流れる音が聞こえてきます。霧に包まれた中では、雨音とも間違えそうな音に聞こえます。
木道が終わり、下って行くと、テント場や水場がある薬師峠に出ます。

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ここから再び樹林の中の上りとなり、少し行くと先程聞こえた沢沿いに(沢の中に)道が続いています。

沢の中の急坂上がると、樹林がきれ岩がゴロゴロする路に変わっていきます。この辺りから路沿いにこの時期でも高山植物も見られます。


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登山道は右方向に旋回し、上がりきると湿原が広がる薬師平に出ます。

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湿原の中を木道が続いています。途中、日本山岳史上最大と言われる愛知大学の大量遭難(注2)の慰霊塔の横を通ります。 

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湿原を離れると、ガレた急坂を上がっていきます。

ガマン所2たらーっ(汗)
薬師平から薬師岳山荘まではそう遠くはありませんが、急坂に疲れも加わってキツク感じるところです。ガスで回りもよく見えないのでただ黙々と上るのです。

急坂が緩まると薬師岳山荘まであと僅かです。

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山荘を通り抜け、ジグザグに上っていきます。
瓦礫の中には咲き終わったトウヤクリンドウがあちこちに見られます。

ガマン所3どんっ(衝撃)
退屈なジグザグ上りが続きます。どうせ同じ路を戻るのだから、山荘にリュックを置いてくればよかったと後悔します。視界がほとんどない中、地べたを見つめながらただただ歩きます。

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やがて傾斜も緩み、稜線上の平坦な路となり、ひと歩きで山頂の祠が見えてきます。祠は比較的大きくりっぱなものです。
山頂付近はたくさんのケルンが霧の中亡霊のように立ち並んでいます。

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薬師岳山頂周辺

悪天候のため、楽しみにしていた金作谷カールなどの展望もなく、山頂で一休みし、諦めて下山を始めるこると、霧がゆっくりと山裾から上空へと移動をはじめ、次第に霧が晴れ、下るにつれ徐々に周辺の展望が開けてきます。

薬師岳山荘まで戻ってくるころには大分霧が晴れてきて、黙々と上っていたところの様子が明かになってきます。

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薬師岳山荘を過ぎた緩やかな路

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     薬師平からの急登が続く路
     下方には薬師平が広がる

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              薬師平の木道

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太郎兵衛平・太郎平小屋方面を望む


山頂から2時間ほどで太郎平小屋に戻ると、既に16:00を回っており、今日は小屋に宿泊することに。小屋は意外にも宿泊者は少なく、小屋のスタッフが暖かく向えてくれるのです。


(2日目)
昨晩は、夜中に幾度と無く小屋の屋根を叩く激しい雨音に目を覚ましましたが、本日は晴天。薬師岳方向から懐かしい太陽の光を拝みます。
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太郎平小屋

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小屋の裏の太郎山の中腹から薬師岳を望む。
朝日が眩しい。


昨日霧でわからなかった景色を楽しみながら、小屋から約2時間半で折立へと下山します。

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(注1)有峰林道
有峰湖の周辺、有峰県立自然公園を巡る林道。林道内のパーキングにはトイレや電話などもあり、ビジターセンターや宿泊施設、キャンプ場、遊歩道なども設けられている。6時〜20時通行可能。通行料金1,800円(普通車)。一般車両通行不可の箇所もあり。

(注2)愛知大学の大量遭難
1963年(昭和38年)、後にサンパチ豪雪と呼ばれるドカ雪で、北アルプス薬師岳を登山中の愛知大学山岳部13人が全員死亡した遭難事故。日本山岳史上最大の大量遭難となった。コンパスを携帯していなかったことが遭難の原因と言われている。


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太郎兵衛平から望む薬師岳(2008/8/2撮影)


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posted by Cruiser at 14:06| 長野 晴れ| Comment(0) | TrackBack(1) | 日本百名山 登山履歴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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スイスアルプス、霧の向こう
Excerpt: スイスアルプスは霧の向こうです・・・。ベルンの霧の深さを動画でご覧くださいませ。
Weblog: スイスアルプス!ベルナーオーバーランドのアルプス山脈
Tracked: 2007-10-20 03:16