<天 候>雨
<行 程>北沢峠[2030m]〜双児山(70分)〜駒津峰(40分)〜甲斐駒ケ岳山頂[2967m](60分)〜駒津峰(60分)〜仙水峠(60分)〜仙水小屋(20分)〜北沢峠(40分)
<歩行高低差>約937m
<歩行時間>6時間50分(山頂まで2時間50分)
甲斐駒ヶ岳は、東に摩利支天を従え南アルプスの北端に位置する標高2,967mの山です。「駒ヶ岳」の名の付く山は全国に多数ありますが、この甲斐駒ヶ岳が最高峰。この山は火成岩である花崗岩からなるため、山肌が白く峻険な山容は古くから信仰の対象とされていました。
雨と風の甲斐駒苦行
芦安の駐車場からバスを乗り継いで、広河原を経由し、北沢峠へと向います。北沢峠からは、双児山を経て山頂に至り、復路は駒津峰から仙水峠を経由して北沢峠に戻るルートをとります。この日は一日中雨で、山頂付近では強い風にも悩まされることに・・・。
長衛荘のすぐ右手から甲斐駒ケ岳への山道ははじまります。
薄暗い樹林帯の中をつづら折りに登って行きます。しばらく登ると稜線に出て、平坦な路を通り、また登っていくと少し開けた双児山に出ます。
ここから一旦少し下って林の中に入り、次に駒津峰への上りとなります。
苦行ポイント1
駒津峰への上りは、ガレ場の急坂を一直線に上がる感じで、雨の中では周囲の景色もなく、まさに苦行の登り坂となります。
駒津峰は広場になっていて、仙水峠からの登り路と合流します。晴れていればここから駒ケ岳を仰ぐことができるのでしょうが、周囲は霧に覆われ、風も強くただただ寒いだけの広場にすぎません。
駒津峰
駒津峰から下って行く、
こんな岩があちこちに見られます。
駒津峰からは急な岩場を降りていきます。
所々に鋭く切り立った大きな岩が目立つ尾根路を通り、その中でもひときわ大きな六方石の横を通り抜けると、再び急な上り路になります。
(左)六方石(よく見えない)
(右)六方石からの登り路
少し進むと、路が二手に分かれ、直進すると頂上への巻き道で、左手が岩が折り重なるように延びる頂上へ直登する急坂となります。
迷わず直登道を進みます。
直登コース分岐地点
苦行ポイント2
急な岩山をよじ登ります。長い岩登りが続きます。雨で滑りやすいので慎重になります。苦行ではありますが、それほど危険な感じは無く、この山の登山道で最も楽しいポイントかもしれません。
稜線に出ると少し平坦な場所を通り、最後の急なガレ場をジグザグに登っていくと山頂に達します。
山頂には祠があり、周囲は何も遮るものはなく、大展望が開けるところですが、この日は雨。何も見えませーん! 風も強く体も冷えてきます。
早々に頂上を後にします。
下りは先程の直登コースはツライと思い、巻き道コースを選択します。
親切なご夫婦に巻き道の方向を教えてもらい、頂上から黒戸尾根コースを一旦下り、すぐに左に分岐し、白砂の道をジグザグに下っていきます。先程の直登コースとの分岐までは、思ったより時間が掛かります。
駒津峰までは来た路を戻り、駒津峰から仙水峠へのコースを下っていきます。正面に栗沢山を見ながら、急激に高度を下げていきます。やがて林の中に入り、駒津峰から1時間程で岩の積み重なる仙水峠に出ます。
仙水峠への下り路
仙水峠
峠の山肌には沢山の岩が積み重なっている。
仙人峠からはしばらく岩が積み重なる不思議な景観が広がります。
荒涼とした岩の積み重なる谷間を
下っていく。
仙水峠から右方向に緩やかな岩の下り路が続き、やがて林の中に入り、仙水小屋を通り、沢沿いに下っていきます。やがて路も広くなり、堤防を次々に通り過ぎていくと、北沢長衛小屋に出ます。小屋には最近出没したクマの写真が貼り出されていて注意を呼び掛けています。
林道に出て、バス停のある北沢峠へと戻ります。
バスの時間まで1時間程あったので、北沢峠にある長衛小屋でビールを買って、濡れた服を乾かそうと思い、ストーブにあたっていると、混雑していたからか宿泊者意外は外に出るように言われました。登山者に愛のない山小屋です。仕方がないので外から入れる乾燥室(隙間だらけのその空間は乾燥室の機能を果たしていませんでした。)にこっそり入り込み、服を着替え、休むことにしました。
この注意書きは山小屋としていかがなものでしょうか。
シクシク悲しく苦しい49座目なのでした。
仙丈岳山腹から望む甲斐駒ケ岳
(2004.10撮影)

なんちゃって百名山TOPへ







