<天 候>くもり時々晴れ
<行 程>伊吹登山口[約220m]〜三合目(70分)〜五合目(20分)〜七合目(30分)〜九合目(30分)〜伊吹山山頂[1377m](5分)〜三合目(60分)高原駅―伊吹山ゴンドラ―山麓駅
<歩行高低差>約1157m
<歩行時間>3時間35分(山頂まで2時間35分)

伊吹山は、岐阜県と滋賀県の県境にあり、琵琶湖国定公園の一部になっています。山頂でも案内されていましたが、琵琶湖国定公園はわが国最初の国定公園だそうです。
全山が石灰石であることや冬季寒冷であることなどが影響し、植物相が豊かで、この山名を冠した山野草(33種類)も多く見られます。また昔から薬草の宝庫としても知られています。
この辺りは豪雪地帯で、1927年(昭和2年)2月14日に観測された11.82mの積雪は世界山岳気象観測史上1位とされる積雪の世界記録保持山なのです。
山麓にはピステジャポン伊吹スキー場があります。
岐阜県関ヶ原町から山頂近くまで伊吹山ドライブウェイが通り、伊吹山への登頂を容易にしています。
西日本百名山キャラバン
走行距離2300キロ 4日間 6百名山登山の旅
GWを利用し、マイカーで近畿、四国、中国地方の百名山に登ってきました。
最初の山は伊吹山です。
伊吹山ドライブウェイを利用し、楽勝頂上GETといきたいところでしたが、ドライブウェイの営業時間(この時期は8:00〜20:00)と通行料金(普通車3000円)を考えると、春の伊吹山の植物を散策しながら下から登ることとしました。
コースは伊吹山南斜面、スキー場を通るルートです。
三之宮神社の隣にある観光案内所前の駐車場(有料1回1000円 10台程しか停まれません。ゴンドラ駅前にも駐車場有り。)のすぐ奥から登山道がはじまっています。
早朝登山開始。

登山口
左の道はゴンドラ駅に通じている。
20分ほど登るとスキー場のゲレンデに出て急に視界が開けます。

もの寂しげなゲレンデ。
スキー場の登りは常にキツイ!

一合目付近を見下ろす。
ゲレンデを少し登り振り返ると下界が見えてきます。
そのままゲレンデを直登していきます。

三合目に近づくと伊吹山の山頂付近が見えてきます。
登山口から1時間以上かかって、ゴンドラの高原駅のある三合目に到着です。この辺りはこの時期ニリンソウのお花畑が広がっています。

ニリンソウのお花畑が広がる三合目付近のゲレンデ
平坦な草原の広い路を進んでいくと、コースは右に巻くように進路をとり、しばらく行くとやがてベンチのある五合目にでます。
この辺りからジグザグに斜面を上がっていきます。スミレやタンポポ、ニリンソウ、ヤマエンゴサクなどの黄、紫、白色と色とりどりの春の草花が沿道を飾っています。

五合目を過ぎた避難小屋付近
避難小屋を通過し、七号目、八合目と高度を上げていきます。

ベンチのある八合目
九合目(標高1300m)に到着し頂上まであとわずかの辺りでは、霧が辺りを覆い、風も強くなり、この時期でも太陽が隠れるとかなり寒い感じです。
山頂付近は、台地状になっていて、散策路ができており、頂上には伊吹山寺やお土産屋などの売店が並んでいます。

伊吹山寺と売店の間を抜けて行くと頂上です。

日本武尊の像がある伊吹山頂上

頂上付近は散策路が整備されている。

七号目付近よりゴンドラ駅のある三合目を見下ろす。
帰りは、来た路を三合目まで戻り、ゴンドラを利用し下山しました。
下から登ると意外と時間がかかるんだなーという感想。でも標高差千m以上あるのだから当然といえば当然ですね。
天候が悪化し頂上からの展望を楽しむことが出来なかったのが残念。
下山している頃には天候も回復し、なんとも皮肉な感じでしたが、春の草花や伊吹山の山容は見ることができて良かったです。
次は大台ケ原山を目指します。
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